越冬女王(4月22日)の分蜂後に4月30日、5月2日と2回分蜂がありました。前回の越冬女王はキンリョウヘンに着きましたが、あとの2群れは近くの木の枝に蜂球になり飛び立つ前に強制捕獲しました。あの1箱ちょっとしかいない小さな群れが合計3回も分峰したのです。元巣に残る末っ子女王を残し一気に4群れとなりました。

4月30日2回目の分蜂

第2分峰群はハンドボールくらいの小さな群れでしたが、去年捕獲した越冬群と同等程度のサイズです。この群れも元気に育って来年の分蜂に期待したいと思います。この程度のサイズでも越冬できる能力はあるようです。秋までの成長次第では去年の越冬群より大きく成長する可能性もあります。5段積みにしていた空き家にセットしたので後ほど減箱しないとまずいかもしれませんが様子を見てみたいと思います。

5月2日第3分蜂

去年入居した越冬群も5月2日でしたが、その群れから別れた第3分蜂群も同じ5月2日となりました。今年は特に寒かったので暖かい地域では分蜂の遅れが報告されていたので、こちらも分蜂が遅れると思っていましたが、やはりそれはそれで分蜂が遅れると良い条件の新居に入ることもできず、遅く出てしまうとすぐに梅雨入りしてしまい営巣にも影響が出る地域柄なのか。この地域は遅めの5月連休が分蜂に適した時期だと以前から認識がありますが、越冬群に給餌したことで最初の分蜂が早まった可能性もあります。今年は越冬群の分蜂を期待していましたが、1箱半程度の小さな群れが3回も分蜂する事になるとは思ってもおらず驚いています。やはり一度重箱式の巣箱に入居したことがある群れは、すんなり箱に入って営巣してくれるようで野生の群れほどの警戒感はない気がします。箱に入れてすぐに近くの鉄製台にセットしても飛び出して舞い上がる蜂もほとんどいませんでした。移動した先が50mも離れておらず餌場エリアが変わらなければそんなに驚くこともないのかもしれません。

今年越冬できなかった弱小群を譲ってもらった頃とほぼ同サイズ。去年は入居が5月22日だったので約3週間早く営巣を始めることができるので今後の成長に期待したいと思います。成長次第で秋と越冬間近に給餌をしようと思います。