1軍目が入居してから2週間が経ち、丸胴含めて4箱の空き待ち箱があるがどこにも探索バチは来ていない。ネットで調べると誘引に効果があるキンリョウヘンや待ち箱ルアーなるものが販売されていて養蜂暦のある方々はそのようなものを使っているそうな。先輩もキンリョウヘンを使用しているようで、原野に置いている丸胴待ち箱にちょくちょく入居しているそう。うちの工場付近では連休明けと同時に分蜂時期も終わりに近づいたようで入居確率は大幅に下がったようです。

1軍が入居して約2週間経ち、巣板が少し見え始めました。仕事終わりの夕方に先輩から連絡があり、その後の入居はあったかと尋ねられパッタリですと答えると、さっき山に来たらキンリョウヘンに小さな蜂球ができてるけど、いる?と即答で『はい!』と答えると多分、今日は巣箱に入らないから明日きゅうりの収穫前(AM5:00)に待ち箱持ってくるなら入れてやるよと。じゃあ朝4:30ごろに行きますねと。まだ暗い中先輩宅へ行き原野に同行すると丸胴の横に置いているキンリョウヘンのネットに小さな蜂球が。初めての強制捕獲に立ち合いました。

とても小さく、ビニール手袋両手で優しく包んであげれる程度のとても小さな群れでしたが、朝早く気温も低かったためほとんど飛び回らないまま箱にポトっと落とし込み蓋をして工場に持って帰りました。そのまま鉄製台の待ち箱と入れ替えてセットしました。同じ地区ですが、捕獲した原野からうちの工場までは3、4km離れているので全く知らない地域に来て最初は落ち着かない様子でしたが、1、2日経つと花粉団子をつけて戻ってくるようになり無事に入居してくれました。

貴重な群れを頂いたので、先輩にはお礼にネットで見て作成した排水マスの待ち箱セットをプレゼントしました。気に入ってくれると嬉しいです。実際に作ってみましたが、これは重量がありすぎてあまり持ち運びには向かない上に鉄枠作るのも結構面倒だったのです。これを作成すると巣箱の外径が290以上必要になります。これのおかげで最初に作成した巣箱の外径が285だったのが、統一できなくなったのでお譲りする事にしましたが、後日うちの巣箱の基本外径が290となるのでした。板厚を当初の30mmから35mmに変更し冬の極寒の阿蘇の気温に対応できるように変更していく事になります。