今年の春分蜂の反省点を踏まえ、早速試作を作る事にしました。入居確立が高いとされる丸胴型を重箱と繋ぎ合わせたハイブリッドタイプを、以前作った没ネタアイテムを組み合わせて作ることに。一回も日の目を見なかった屋根と春分峰で全然入居しなかった丸胴をとりあえず使って試す事にしました。

サイズ的にちょうど巣枠が乗るくらいで安定感もありそう。丸胴の天井板を巣枠の内寸と同じように四角に切り落とし、巣門枠程度の高さの枠をコーキングとビスで固定することで、土台の強度向上と上段の待ち箱をそのまま別の場所に移動できるように考えました。つまりこの丸胴自体が土台であり巣門であればいいと。鉄製台より安定しておりミツバチが好きな丸胴であればなお良いと思ったのです。丸胴型土台とでも名付けましょうか。

上からみた映像ですが、丸胴の天井を切り取り巣枠の内寸と合わせています。丸鋸でフリーハンドで切っているのでほどほど。

飼育群れの越冬女王群が夏分蜂の気配もあったので、手持ちの街箱ルアーをセットして以前作った屋根のサイズを手直しし現在の枠サイズに調整して乗せてみました。とりあえず雨ざらしにして雨漏り確認と臭い消しするといいかなと、、、地面に直接置きたくなかったので没ネタの木製土台の上に乗せて裏庭に置いておきました。

次の日に仕事から帰宅するとまさかの探索蜂が、前日の雨風がすごかったので車庫の片付けをしていると、ミツバチが来ているとは思いもせず少し焦りました。最初うちの工場で飼っている群れかと思ったのですが、帰っていく方向が真逆。どうやら野生の群れのようです。去年から裏庭に待ち箱を設置しており、うちの庭にある榊(サカキ)に採蜜にくるミツバチが工場側と別方向に帰っていく群れがいるのは知っていました。去年は待ち箱には全く興味なく空振りとなっていたので、今年こそ捕獲したいと思っていた野生の群れを捕獲できるチャンス到来です。

探索蜂が来るようになって2日目で入居となり、そこで気づくのです。底板ないから確認写真が撮れないと、、、夜になり奥さんに手伝ってもう事にし、仮の木製土台を丸太の土台に入れ替え私が持ち上げている状態で中の撮影をしてもらいました。これは観察するのが大変だと今後のハイブリッドにも底板仕様を作らなければと痛感しました。

偏っているが2段目の巣落ち防止棒にまで広がっているので、どうやら1箱分程度の群れのようです。今の時期でも1箱分の蜂数があれば越冬できる有望な群れだと思います。流蜜期真っ最中の6月10日に入居確認しました。夏分蜂は春分蜂が早い暖かい地域の出来事だと思っていたので、初めての夏分蜂とまさかの入居で驚きの連続です。