以前から近所の先輩やお客さんに日本ミツバチを飼育している。とっても面白いよと君もやってみたら?と良く誘いを受けていましたが、それほど興味を持つ事もなく、寒い冬がようやく終わりを迎えた3月初旬に近所の先輩と後輩が続けて工場に杉板を買いに来た。この板で日本ミツバチの巣箱を作るという。もうすぐ分蜂の季節でそろそろ準備するそうだ。そういえば、今の場所に工場を移転する前に製材加工を行なっていた旧工場の頃に、5月の連休前後に毎年のように製材機の中にミツバチの分蜂球が入りこみ、そのままでは製材機が動かせないため養蜂を趣味にしている知り合いに良くミツバチの捕獲をしてもらっていた事を思い出した。

先輩と後輩の話をした後、ふと、ちょうど畑も時期的にまだ準備も早いし、この辺の分蜂も5月初旬だしDIYがてら僕も巣箱作ってみるかとネットで調べながら見よう見まねで作成することに。機能的に良さそうなアイデアを頂戴しながら2台とりあえず作成。これが日本ミツバチの魅力にどっぷりハマってしまうキッカケとなるのでした。

一回も巣箱を作った事もなくミツバチを飼育した経験もないので、あれこれ詰め込んで実際に捕獲して使い勝手の良い仕様に変更していくつもりですが、作った数日後にはあれこれ変更を余儀なくされることになるとはこの時は全然思ってもいませんでした・・・

屋根をつけてみたり、巣門枠にはのぞき窓つけたり、巣クズ掃除できるように引き出しつけたりと、待ち箱台を作ってみましたが設置して数日でほとんどの機能は全て撤去となります。人間にとって都合が良いだけでミツバチには邪魔あるいは迷惑な代物だとすぐに気づきました。設置して直ぐに雨が降り巣箱内が湿気でカビが生えてしまったのです。確かにこんな作りじゃとてもじゃないけど湿気が溜まって、濡れた木材は乾かないので直ぐにカビが生えて当然です。夏場はこの中は蒸し風呂状態でとても環境が良いとは言い難い代物になってしまいました。蜂じゃなくても人間でも住まないよね〜と。