飼育している越冬群の巣箱にハチノスツヅリガの侵入を許してしまい、急遽新しい天板蓋を作成し販売している待ち箱セットの天板蓋も変更する事にしました。侵入経路は天板の隙間からだと思われ、梅雨時期や巣箱内に大量の蜜を持ち帰る時期に起きる湿気による天板の反りが原因でした。給餌室内でなんとか食い止めていたようで早めに気づき対処できたのがラッキーでした。天板蓋は観察や給餌の際に開ける事を前提にしており、防水気密テープを使用していなかったため侵入経路を作ってしまった形です。

開け閉めの際、防水気密テープを剥がしたり、貼り直したりするのは労力もコストもかかるので、枠を取り付け隙間シールで隙間をシャットダウンする事にしました。

巣枠のサイズにギリギリで作ると巣枠の膨張などで開けるのが大変な事になります。スムーズな開閉にはクリアランスがどうしても必要なため、防ぎきれない僅かな隙間はスキマテープで補う事にしました。

販売用の天板蓋のビス留め位置も使用後の隙間が生まれないように工夫しました。組み立ての際にはコーキングも施しているので水の侵入も抑えることができるでしょう。飼育している群れの天板蓋も交換済みで蜜蜂達も混乱なく元気に営巣しています。