GW前日に入居してくれた1軍目も5週間が経ちだいぶ蜂数も増えてきたようで1段目の巣箱ももう少しで一杯になりそうです。時期的にもサイズ的にもハンドボールくらいの少し小さな群れでしたので未交尾の女王蜂群だったのだと思います。越冬した群れから最初に分蜂するのは既存の女王蜂が群れを率いて出ていくので大きい分蜂群の可能性が高いです。大きさは重箱1〜2箱分ほどの大きな群れになるので1年でとても大きく育つようで中には1年目の秋に採蜜できる群れもあるそうです。この群れは小さいので来年以降の採蜜となるでしょう。

日本ミツバチはとても働き者で、人間なら傘をささないとすぐびしょ濡れになってしまうような雨の日でも懸命に花粉や蜜をせっせと運んでいます。私たちの地域は山間で自然豊かな場所ではありますが、ほとんどが水田と植林された杉が立ち並ぶあまり蜜源が多いとは言えない場所です。冬は極寒で春の分蜂は遅く5月の分蜂が終わると6月初旬に梅雨入りし梅雨が終わる7月中旬ごろになると、蜜源が少なくなる真夏となります。そのためかミツバチ達の活動する時間が短く温暖な地域のように大きく成長できる群れが少ないように感じます。10月下旬から4月初旬まで霜が降りるという寒い地域なので温暖な場所でしか育たない蜜源植物もありませんので真冬を乗り越える事ができる群れはわずかなのだと思います。

この頃からスムシ対策というものが必要ということで、スムシっこカードというものを利用しています。ネット上には情報溢れているのであれこれ試して本当に必要かどうかは自分で判断していくしかありませんね。自分流の養蜂スタイルを確立していこうと思います。