お馴染みのG-Funフレームで重箱式巣箱用のアルミ製台ができないか作成してみました。費用的にどうなの?って事で没ネタになるのですが、現在は蜜蜂が入居していて普通に使っています。邪魔なアルミフレームでもミツバチは嫌がらないようです。

G-Funフレームといえば色々なジョイントが販売されていて好きな形や構造にする事ができる画期的なアルミフレーム材です。会社の車両の棚をこれで作成したことがあったので、もしかしたら面白いものができるかもと。溶接も必要ないし図面さえしっかり作れば量産も可能。組み立ては六角レンチがあれば十分。もしかしたらうちのオリジナル重箱セットができるかもと期待し、早速作ってみました。

鉄製台は、地面に置くブロックをしっかり水平を取らないとガタツキができるので、何度もブロックを調整しなければいけないのが非常に厄介なのです。ですが、このフレームにはアジャスターのパーツが準備されているのでアジャスターを取り付けることですんなり水平を取る事ができて楽に台をセットすることができます。

重箱内の湿気の元凶でもある底板の地切り問題です。これは六角レンチで好きな寸法の4方巣門にする事ができます。Lアングル付きのフレームを4方向から取り付ける事で巣箱を受け止めるアングルと底板を受けるアングルとで巣箱と底板を分離する事ができ、しかも微妙な高さ調整もできるという優れものです。私は巣門が4方に必要かと言われれば必要ないと判断しています。ただ、通気性を考えると隙間を四方から開けることで湿気を逃す役割に大きく役立っていることは確かです。巣箱と底板が地切りできていない巣箱の底は湿気でビショビショに濡れていてムカデや嫌な虫の住処になっているように感じています。雨が降った後の晴れた日でも巣箱の底は濡れてカビだらけになっていたのが、地切りすることですぐに乾いてしまうようになったので巣箱と底板には通気用の隙間が必要だと思います。

屋根も毎度ブロックを下ろしたり、固定ロープを外したりと巣箱の中を観察するのに面倒だなと思い、パカっと開けることができる蝶番タイプのフレームを採用してみました。これは、屋根が大きいため開いた際に、片方に荷重がかかりすぎてしまったのでもう少し開閉バランスを考慮したものにしないと使えないかなと開閉式の屋根はお蔵入りとなりました。結局、今飼っているミツバチの巣箱蓋を開けて観察などは基本しないので、トタンにブロックで問題ないし開閉式の屋根などは必要ないという結論に至りました。

底板と巣箱を保持するアングル付きのフレーム。鉄製台のLアングルもどうしても雨の侵入は起きてしまいます。これも同じく巣箱を伝って雨水が底板に滲み出てしまうのですが、通気用の隙間や巣門(6〜7mm程度)の調整ができるので、雨が上がればすぐに底板も乾いてくれるのでカビは発生しません。

今ではこんな形になってミツバチの住処となっています。ここに入っている群れは越冬軍から別れた3番目の小さな群れが入っています。シンプルイズベストと言うことですかね