南阿蘇にお住まいのお客様よりペレットストーブの設置依頼をいただきました。お客様は帽子製作を生業にしており、南阿蘇にアトリエを構えて活動をされています。指先が悴む冬の季節は作業もかなり大変だと言われていましたが、今回のストーブ設置で冬場の帽子製作もきっと暖かく作業してもらえると思います。

まずは、現地へ調査に向かいました。取り付けたい場所にはコンセントがあり、そこから壁内部を覗いてみました。どうやら左上りで筋交が入っているようです。筋交の厚みが判断できなかったため、たすき掛けになっている場合も考慮して柱と柱の中央付近に屋内立ち上げ仕様でコア抜きすることに決めました。お客様も将来デッキを作る計画があるようで、できるだけ屋外側に排気管が張り出さない屋内立ち上げを希望されていたので希望に添える排気管仕様で抜くことができそうです。

設置日を決め、改めて設置工事に伺いました。屋内立ち上げ仕様の場合、筋交の干渉を避ける必要があります。そのため、必ずと言っていいほど間柱に干渉します。設計段階からであれば、間柱に枠を組み、筋交方向から交わすこともできますが、既存の家では間柱をカットすることが多いです。本体を窓際いっぱいまで寄せたいという希望もあり、筋交ギリギリの位置まで右に詰めてコア抜きしています。

コア抜き完了後、壁貫通部に排気管を取り付けます。当初のコンセント付近まで本体を寄せる計画でしたので、予定通りの位置に排気管を持ってくることができました。

本体を接続し、試験燃焼も無事終わり設置完了です。今回はOUかほのかでお客様も機種選定に迷われていましたが、お子様は絶対OUがいいと言われていたようです。私も自宅でOUを使っているのでOU推しでお話をしたのですが、きっと満足いただける機種だと思います。

屋外側も外壁に段差がありましたが、くり抜いた部材を切り取り隙間埋めに利用しました。屋外立ち上げに比べると排気管のメンテナンスは少々手間がかかりますが、屋外側がスッキリ収まる屋内立ち上げ仕様はデッキ等があっても邪魔になりにくいのでデッキ等がある場合はこちらの方が良いと思います。排気管下に防火マットやカーペット等を敷いてあげるとデッキへの煤汚れも気にならないでしょう。