南阿蘇村に帰省されお宅を新築予定のお客様からペレットストーブの設置依頼をいただきました。意匠設計の段階から打ち合わせに入り、設置までに1年以上かかりましたが無事に取り付けまで完了しました。

いよいよ建屋着工が始まり、棟上げ後に設計士さんと工務店さんと現地打ち合わせを行い、保護部材の差し込み工事に伺いました。設置する床は屋内フロアと段差のないバリアフリーの土間コンになっており仕上げ高さに合わせて保護部材を取り付けました。

カットした透湿シートは防水テープでしっかり補修して、保護部材は少し水勾配をとり結露水などが屋内に流れ込まないようにしています。余尺分は外壁が出来上がり本体設置の際に切り取ります。それまでは、養生テープで雨水やゴミの侵入が内容に保護しておきます。

お引き渡し直後に本体設置工事に伺いました。外壁も仕上がっており余尺分の保護部材をカットし、コーキングで隙間を埋めてしまいます。

今回お初の純正の黒塗装の給排気管を採用いただきました。平行設置の場合は横から排気管が見える位置に設置する際はシルバーの排気管より黒塗装品が見栄えが良いようです。設計士さんも打ち合わせの時に黒塗装一択でした。

屋外側も外壁のブラウン色に良く合っていると思います。屋内立ち上げは特にすっきりした使用ですが黒塗装だとなおよく感じます。

カバーを取り付けて設置完了です。土間と内装フロアとの段差がなくバリアフリーとなっておりとてもおしゃれなお宅にOUがマッチしています。

今回は梅雨前の設置でしたが、お客様から梅雨の間で寒い日に使用したいと希望があり、取説も行いました。お話を聞いていると、老後のことを考えて薪ストーブではなくペレットストーブを選択されたようです。薪の準備や確保が難しくなる事を考慮したそうです。ペレットであれば保管も心配がないので安心してお使いいただけると思います。

実は、床材も壁天井材も弊社の製品を採用いただいています。工場にストーブの見学にお越しいただいた際に工場見学もされ内装に使いたいと要望いただき採用いただきました。今後も長いお付き合いをさせてもらう事ができそうです。