今回のストーブ設置のご依頼は、同業者様からの電話から始まりました。お客様がどうしてもエディルカミンのシェリーイレブンエヴォがご希望のようで、代理店ではない同業者様では設置が困難ということで代理店である弊社で設置してほしいという内容でした。その旨もお客様には伝えているとの事で私から連絡を取り、早速打ち合わせに伺いました。

お客様と依頼いただいた同業者様で、設置場所と排気経路もある程度話が進んでおり、あとは排気管の仕様を決定して抜き位置を図面で出す事にしました。今回は断熱2重給排気管を使用するため、かなり精密に位置の割り出しを行う必要がありました。断熱2重管は切断ができないため、抜き位置をピンポイントで割り出す必要があります。

シェリーアップ配管図

設置する間取りと図面に落とし込む必要のある部材寸法を計測し、会社に戻って図面作成を行いました。お客様に必要な部材と寸法がわかるように図面を作成するとイメージが湧きやすくスムーズに打ち合わせが進みます。

お客様から工事の着工依頼をいただき早速部材を揃え、設置に伺いました。今回のシェリーイレブンエヴォは重量230kgとペレットストーブの中では超重量級のお化けストーブです。トラックにはフォークリフトで積み込みますが、荷台から下ろすにしても、屋内に運びこむにしろ重量がありすぎなので、トラック荷台上で取り外せるパーツはほとんど分解してからの搬入となりました。それでも180kg程度はあったと思いますが、玄関から搬入は2人で運びこむ必要がありかなり疲れました。

本体の位置を図面通りに設置し、排気管を繋いでいきます。抜き位置まで仮に組み立ててから、寸法に狂いがないか確認してから壁に穴あけを行いました。mm程度の誤差だったので図面で割り出した位置で問題ありませんでした。断熱二重排気管は接続口に抜け防止のバンドが付属されており、確実に連結できる上に取り外す際も簡単に外せる優れものです。断熱材も巻かれており排気管の表面温度も低く排気管としてはとても安全性も高い排気管になっています。薪ストーブでは断熱二重管が主力になっていますが、ペレットストーブ業界では寒冷地での使用が推奨されている程度でまだまだ浸透していませんが、安全性を考えると断熱二重管をお勧めしたいところです。国内ストーブは2重給排気管なので海外製の断熱二重管が使えるストーブは少ないですが、海外製の排気管を利用できるようにしている国内メーカーもあるので今後は国産ストーブでも使用される方が増えるかもしれません。

断熱材が10mm巻かれているスリムタイプです。直径が100mmで本体とのバランスも良いと思います。これよりさらに断熱材が厚く巻かれた直径120mmタイプもありますので、さらに大出力の大型ストーブに使用されると安心して利用できると思います。

ここから軒上まで立ち上げるのであれば、排気トップはドラム式かH型トップという手もありますが、今回は横出しターミナルで収めています。

取り外した外装パーツを全て取り付け設置完了です。暑かったのですが、燃えているストーブが見てみたいとの施主様の要望があり着火式も行いました。希望のシェリーイレブンエヴォが設置でき大変喜んでいただきました。またシーズンが始まり次第燃料の供給にお邪魔したいと思います。