今回の設置工事は、既存家屋で畳敷きの部屋に標準管屋内立ち上げ仕様で施行する事にしました。以前までは、メーカーオプションのプレートを敷いて直置きしていましたが、ここ最近では畳をカットし一部フロア張りに変更して施行する様になりました。畳の上は、不安定で汚れも気になります。フロア張りに変更すれば不安要素も減る上に、価格的にもフロアプレートとほとんど変わらないのでこちらの方が断然良いと思います。
φ140で壁に穴あけを行います。今回の標準管屋内立ち上げを採用した要因は、壁内の筋交いの位置が全くわからない上に、コンセントとスイッチが壁に設置されている状態だったので、筋交いや配線が絶対に入っていない箇所をコア抜きできる標準管としました。
無事に配線や筋交いを避けてコア抜きできました。
保護部材を差し込み壁の隙間をアルミテープで塞いでしまいます。
屋外側から見た壁抜き二重管と保護部材の間には、人体溶解性で安全性の高いセラミックウールを充填して、気密と保護部材の結露を防ぎます。
屋内側から見た壁抜き二重管の様子。
本体と排気管を接続して位置を最終確認。
屋外側は、この状態に排気トップが付くだけでとてもスッキリした仕上がりになります。
これで、設置工事完了です。壁や床と同調色の胡桃(くるみ)をご主人がご希望されました。とても落ち着いた雰囲気に仕上がっています。