今回の設置は、新築物件です。吹き抜けのあるリビングに設置をします。排気管は、一階の屋根をかわし二階の壁から抜く立ち上げ高FLより3400mmのロング仕様です。

棟が上がり外壁透湿シートが入った状態で、現場調査&保護管差し込み工事を行います。今回は、一階の屋根をかわすと同時に火打梁の間を通す事になったので、内部壁仕上げ厚や下地位置の調整も行いました。ピンポイントで抜くためにその後取り付けられるであろう部材などと干渉しないように工務店さんに考慮いただきました。

それから約3ヶ月後、内部壁が仕上がった時点で、施主様から連絡をいただき本体設置工事を行いました。取り付けられた火打梁の位置を確認&保護をしつつ、差し込んでいた保護部材をカット。防水対策を行いました。

一階の屋根上での作業。足場もありアクセスが良く丁寧に作業ができました。

本体を仮設置し配管位置の微調整を行います。壁内の下地胴縁位置も事前に打ち合わせし、固定金具の取り付け位置も決まっています。

配管接続を行います。抜き位置高さ3400mmですので、固定金具も3本使用しました。予定通り火打梁と壁との隔離もうまく行きました。

横引き貫通部も断熱材で隙間を詰めてしっかり断熱しています。

取付金具と壁の隙間は透明のシリコンを使用。配管と金具の隙間は黒のシリコンです。ここの仕上げは壁の色や質感で変更しています。配管もメーカーによって艶があったりなかったりで、一番良さげな仕上げになるように配慮しています。

排気トップは、旧式のL型を使用。屋外吸気を採用し屋内吸気口もとりあえず塞がず、配管立ち上げが長いので使用してみて吸気不足を起こさなければ、屋内側は塞ぐ予定です。二階の軒も長めなので排気が軒を交わす程度の位置に調整しました。短いと軒や壁を汚す恐れもあるので白壁は配管長も気を使います。

本体と排気管を繋いで設置完了です。まだ引き渡しまで時間があるのでしっかり養生して引き渡し後に取説&試験燃焼を行う予定です。

今回のお宅には弊社30mmフローリングも採用いただきました。お引き渡し後の訪問が楽しみです。