熊本市にお住まいのお客様にほのか朱色を設置いただきました。お客様が通われている美容室に取り付けたペレットストーブを見て、ほのかを大変気にいられて今回の設置となりました。既存のお宅に取り付けを行うため残っている図面を参照しながら配管の基本形をきめ、現地で調整する方法を取りました。

ほのかを既存のお宅に屋内立ち上げ仕様で納めるには、必ずと言っていいほど筋交との干渉が問題になります。今回は抜きたい位置にやはり筋交が入っており、本体立ち上げに45°エルボを噛ませ本体真裏に配管センターを持ってきています。これで右上がり筋交をギリギリ交わすことができます。

付近にあるコンセントを外し、内部を確認し筋交の角度をある程度目ぼしをつけて原寸での位置調整をしてから、配管用の開口部をコア抜きします。φ140mmの大きな開口部になるので位置の調整は慎重に行う必要があります。

開口部に保護部材を取り付け、隙間はコーキングを注入して雨水の侵入を防ぎます。保護部材には数ミリの傾斜をつけて、雨水が入ってきても屋外側に流れるように勾配をつけています。

本体と排気管を接続して設置完了です。既存のお宅に設置する際は現地下見時では判断できない部分が多くあり、現場で配管仕様の変更が変更になる事もあります。壁内部の構造に必要な部材は傷つけることは好ましくないので毎度位置決めに時間を要する事も。穴あけはとても気を使うので大変な作業です。

試運転及び操作説明も終えて設置完了です。