今回は、私の自宅に設置した山本製作所『禅』の設置事例です。このペレットストーブの設置仕様はほぼ薪ストーブと同じ施工になります。排気管はφ150の薪ストーブ用の煙突を利用します。遮熱壁の設置は義務はありませんが、今回は設置する際に施工しました。将来的に一階の天井を一部吹き抜けにして煙突を二階から排気する予定なので、窓を一枚開けた状態にして板壁を設置してそこから排気を取ることにしています。(壁に穴を抜くと補修が必要になるため)

炉台遮熱壁
炉台は必須です。重量も175kgあり、床面の補強と耐熱処理が必要です。
禅の特徴
  • 広い天板で煮炊きできます。ペレットストーブ業界で最大サイズ。
  • 輻射熱タイプでポカポカ暖かい。薪ストーブと同じ原理。
  • 自動着火とタイマーがあるので、朝起きたらすでに部屋が暖かい。
  • デザインと山形鋳物で形成された本体の重厚感が素晴らしい。
遮熱壁・炉台
遮熱壁と内壁の間は、50mmの空気層を作りました。

炉台はサイディングボード15mmを炉台の形に敷き込み、その上にタイルを貼りました。遮熱壁もサイディング下地にレンガタイルを貼っています。

メガネ石
排気管を通す壁には、メガネ石の設置が必要です。

サッシを開けた状態にして、そこに板壁(メガネ石の厚み分)を作りそこに排気穴を通す仮設置です。仮設置や賃貸物件など壁に穴を開ける事ができないお宅でよく使う施工方法です。今回は煙突を二階から出すための吹き抜けを作る時間がなかったのでこの仕様です。

ハースゲート
娘が動き出したので、ハースゲートをつけました。写真では遮熱壁や柵にタオルを干していますが、本来NGです。可燃物との隔離距離は守らないと危険です。